GAFAの業績比較 5つの経営指標を比較
前記事ではGAFAの過去4年間の売上高比較を行い、2019年にAmazonがAppleの売上高を抜き、GAFA内で最も売上高の大きい企業となったことが分かりました。
今回は売上高以外の項目も含めて2019年の各社の業績を比較します。
比較する指標としては、下記の5項目です。
各指標の計算方法については、当サイトの企業評価方法に関してにて説明しています。
1.企業規模:直近の売上高
2.成長性:4年間の年平均売上高成長率
3.収益性:利益率
4.安定性:流動比率
5.生産性:4年平均の総資産回転率
それでは結果はこちら。
◎1位:Google(8.49点)
◎2位:Facebook(8.20点)
◎3位:Amazon(7.15点)
◎4位:Apple(7.08点)
うーん、各社の特徴がそれぞれ業績にも出ています。
まず4位のAppleは、下記記事にもある通りiPhoneの販売が中華圏を中心に低迷していて、不安定な状態が続いています。
3位のAmazonですが、Amazonは利益を出さないことで有名な企業です。
その結果収益性が「2.79ポイント」と平均を押し下げる要因となっています。
2位のFacebookは売上高では他社に劣りますが、成長性、収益性、安定性が抜群によく、成長企業であり、利益もしっかり稼げていて、キャッシュリッチな優秀企業です。
売上高も2019年は7.9兆円と決して少なくはありません。
そして1位はGoogleです。Googleも売上規模、成長性、安定性の指標で満点で、会社の規模が大きく、且つ成長もしていて、現金も多いです。
GAFAは4社とも巨大企業でありつつ、急成長している企業でもありますのでこれからの活躍が更に楽しみで脅威的な企業ですね。
コメントを残す