Microsoft社のセグメント別売上高 事業別、地域別売上高

Microsoft社のセグメント別での業績情報です。

2019年の売上高は日本円換算で約13.6兆円と巨大企業でありながら、2016年から2019年の4年間の売上高成長率は11.35%とまるでベンチャー企業のような成長曲線を描いて巨大化し続けています。

そんなMicrosoft社の売上高を地域別と事業別で切り分けて紐解いてみようと思います。

 

 

4年間の売上高推移

まずは全体像です。Microsoft社全社での4年間の売上高推移を見てみましょう。

下チャートは$建てベースの売上高と純利益の推移ですが、過去4年間順調に売上高・利益共に伸ばしていることが分かります。

 

 

事業別セグメント情報

Microsoft社の事業別セグメントは大きく下記3つの事業ドメイン別で業績開示されています。

1.Productivity and Business Processes

2.Intelligent Cloud

3.More Personal Computing

それぞれ簡単になめてみましょうか。

 

1.Productivity and Business Process

Productivityは「生産性」でBusiness Processは「ビジネス推進(ニュアンス的には)」ですので、イメージ的には業務を効率化したり事業を円滑に進めることを目的としたITツール類の事業ドメインです。

◎主なサービス:Office365(サブスクリプション・オンプレミス)、Skype、Sharepoint、One Drive、Linkedin、ERPシステム、CRMシステム

◎2019年の利益率:39%

それにしてもMicrosoftはLinkedinまで吸収しているのですが、これは自社内で人材のビッグデータを保有することが本当の意図だと思いますが目の付けところがえげつない!

 

2.Intelligent Cloud

これはクラウド事業ですね。Microsoftの中核製品とも言える「Azure」や「SQLサーバー」を提供している事業セグメントです。現時点でIntelligentかはわからないですが、Intelligentを目指しているということでしょうか。

◎主なサービス:Azure、SQL Server、Windows Server、Visual Studio、System Center、Github

◎2019年の利益率:35.7%

それにしてもMicrosoftはGithubまで吸収しているのですが(再び)、これはソフトウェア開発者向けのオープンプラットフォームです。これを自社内に吸収したということは、Microsoftは自社内のエンジニアを使ってソフトを開発運用するのみならず、開発プラットフォームをオープン化させてサードパーティ品も取り込もうとしているこを意図していると勝手に考えています。バチっと世のトレンドを捉えているあたりが本当に抜け目がない!という印象です。なんだか悔しくなってきますね。

 

3.More Personal Computing

Personal(個人向けの)Computing(計算機)ですので、個人毎に異なる色んなニーズを満たしてくれるようなテクノロジーツールを提供している事業ドメインです。

上2つのOffice365うやAzureサーバーは標準化されたシステムを対マス向けに販売しているセグメントですが、こちらはもっとニッチなニーズを満たす製品というイメージですかね。

◎主なサービス:Windows、Windows Internet of Things、Surfaceやパソコンアクセサリ類、XBox、etc

◎2019年の利益率:28%

それにしてもMicrosoftは事業セグメントの分け方もおしゃれじゃないですか?最後は「Other/その他IT製品」のように適当なカテゴリー名として集約させるのでなく、More Personal Computingですよ?このネーミングセンスが個人的には素晴らしいと思うんですね。

っていうかXBoxってMicrosoftの所有物だったんですか。なんだかなー。

 

 

事業別売上高

さて、Microsoft社の事業別の説明を簡単に済ませたところで、事業別売上高です。

 

まずは2019年の事業別売上高の構成比です。

3つのセグメントでほぼ均等に分かれていることが分かります。

個人的にはMore Personal Computingがもう少し割合としては低いかなという印象でしたが、意外にも稼いでいます。Surfaceが売れてるんですかね?

 

次に事業別売上高の推移です。

こちらも全3セグメントで綺麗に右肩上がりで成長していることが分かります。

 

地域別売上高

Microsoft社の地域別売上高は大きく2つで報告されています。

U.S.とその他のセグメントです。

報告セグメントがU.SだけなのはU.S.以外の他国で10%以上の売上高を稼いでいないため報告義務がないからなのですが、裏を返せば(北米を除けば)全地域でバランスよく稼げているということになりますので個人的には好感が持てます。

 

まずは2019年の地域別での売上高構成比です。

北米vs全世界の過半数取得争いが拮抗しています!

 

次に地域別での推移です。

 

以上!

 

Microsoft社は好業績ですが「ITの民主化」という明確且つ素敵なビジョンも掲げています。

今後の発展がますます楽しみな企業ですね。

 

 

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