航空業界11社の過去10年間の売上高推移
航空業界11社の過去10年間の日本円での売上推移を調べてみました。
調査対象企業は下記の外資系航空会社9社と日系航空会社2社です。
・ANA(日本)
・JAL(日本)
・アメリカン航空(アメリカ)
・ユナイテッド航空(アメリカ)
・ルフトハンザ航空(ドイツ)
・インターナショナル・エアラインズ(イギリス)
・サウスウエスト航空(アメリカ)
・タイ国際航空(タイ)
・シンガポール航空(シンガポール)
・大韓航空(韓国)
・カタール航空(カタール)
各社で会計期間が異なるのと、為替レートに関しては各年末時点でのレートを利用して日本円に計算しているので、少し誤差は出るかと思います。
売上推移
・上位は、アメリカン航空(5.1兆円)、ユナイテッド航空(4.8兆円)、ルフトハンザドイツ航空(4.5兆円)の欧米3社が占めています。
・売上高№1のアメリカン航空は2013年にUSエアと合併したのがきっかけで大きく売上を伸ばしています。
・ANAは2019年に売上高2兆円を達成し、11社中6位です。
・JALの2019年の売上高は1.48兆円で、カタール航空、シンガポール航空、大韓航空の3社と並んでいます。
売上成長率
続いて、各社の年平均売上成長率(CAGR)を計算してみました。
年平均成長率ではカタール航空が13%とトップです。カタール航空はSkytraxが毎年発表している優良航空会社で2019年1位(2018年は2位)と名実共に勢いがあります。
JALは11位/11社と、残念ながら成長性では他航空会社より劣勢な状態ですが、その分ANAが好調で牽引しています。
以上。
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