自動車業界の業績を散布図で比較

自動車業界12社の過去10年間の売上情報で分析した売上高と売上年平均成長率に加えて、利益率も指標に加えて分析してみました。
今回の調査対象企業は下記の12社となります。
・トヨタ(日本)
・日産(日本)
・ホンダ(日本)
・ゼネラルモーターズ(アメリカ)
・フォード(アメリカ)
・テスラ(アメリカ)
・ダイムラー(ドイツ)
・フォルクスワーゲン(ドイツ)
・BMW(ドイツ)
・PSA(フランス)※プジョー・クライスラー・シトロエン・ジャポンが経営統合
・ヒュンダイ(韓国)
・タタモーターズ(インド)
会計期間が各社で異なるのと、為替レートは各年末時点でのレートを利用しているので少し誤差が出ている可能性はありますので、あくまでトレンド分析として見て下さい。
自動車業界の業績比較
●縦軸:年平均売上成長率
●横軸:利益率
●各バブルの濃淡:売上金額の大小
大きく分けると3つのセグメントに分類出来ますかね。
・グループ1:タタモーターズ(低利益率)
・グループ2:テスラ(圧倒的高成長率)
・グループ3:その他10社(安定)
ただこのマッピングだと新興勢力のタタとテスラが外れ値でグラフを縦・横に引っ張るので、この2社を除いて再度表現してみました。
その結果がこちらです。
やはり、2大自動車企業のフォルクスワーゲンとトヨタは利益率・成長率共に強く、右上のセグメントに位置しています。
成長率だと、米GMとPSAグループが劣勢です。
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